今日見た映画 「亡国のイージス」

otemoto2005-08-06

久々に面白い邦画でした。雨の中自転車をこいで映画館に行き、正規の入場料1,800円を払って観ましたが、その価値は十分にありました。


先日酷評した「姑獲鳥の夏」もそうですが、基本的に邦画は脚本があまり練られておらず、観ていてイライラするケースが多い。しかし、この「亡国のイージス」は非常に話がよくできており、緊張感と爽快感を十二分に味わうことができました。


ただ唯一納得できなかったのが、自衛官がクーデターを起こす動機です。特に扇動した寺尾聡は私怨なのか義憤なのか、いまいちよく分かりませんでした。まあ、この点に関しては原作を読めば解決できる問題かもしれません。


また堕落した日本の象徴として秋葉原のオタク街と、携帯メールに夢中になっている女性・子供の姿が映し出されていましたが、怒り矛先が間違っているのではないでしょうか。単に分かりやすさを重視しただけなのかもしれませんが、あまりに安直です。


評価 ★★★★