金沢ツアー初日

otemoto2005-08-26

予定通り朝5時に起床。しかし睡眠時間が充分でなかったせいか、支度に手間取り外出が遅れる。自転車で駅に向かうつもりだったが、確実に間に合いそうもないので途中で自転車を乗り捨て(もちろん鍵はかけたが)てタクシーに乗ることにした。わずかな距離の移動にしてはひじょうにもったいない話であるが、何とかぎりぎり出発に間に合ったのだからヨシとしよう。あとは自転車が撤去されていないことを祈るだけだ。


久留米から博多ー新大阪ー京都と移動。ここから琵琶湖沿岸を走る湖西線に乗り換え北陸へ向かう。いよいよここからが本格的な鉄道の旅の始まりである。湖西線は初めてだったが、好天に恵まれたこともあって、列車から見る琵琶湖の風景がすばらしかった。しかも高架の上を走る距離が長いのでこの美しい光景をじっくり堪能することができるのだから、なかなか素晴らしい路線だと感じた。


乗ったときは混雑していた車内も近江今津駅を過ぎたあたりから急にひっそりとなった。数少ない乗客をみるとほとんどが私と同じく青春18きっぷを利用していそうな旅行客のように見えた。


昼過ぎに敦賀に到着。当初はここから福井・金沢方面へ行くはずだったのだが、思いつきで急遽予定を変更し全く正反対の舞鶴方面の列車に乗り換えた。というのも敦賀駅で偶然見つけた小浜市の観光案内マップが非常によく出来いたので急に行きたくなったのだ。


駅の観光案内所で自転車を借りて小浜観光の開始。・・と威勢良く自転車を漕ぎ出した途端、急に空が曇り始め、そのうち雨がふりだしてきた。しばらく雨宿りをしていたが、いっこうにこの雨はやむことはなく、はやばやと観光を切り上げざる得なくなくなってしまった。歩いて見に行った鯖街道記念館(こんな名称ではなかったが)はなかなか見ごたえがあったが、計画どおりに事が運ばなかったこともあり小浜観光は不満の残る結果となってしまった。


帰りの電車まで時間があったので、駅前の居酒屋で夕食をとる。若狭名物の鯖料理を中心に食べる。刺し身も上手かったがそれ以上に「焼き鯖すし」は絶品。最近の人気の高さも納得である。


9時過ぎにようやく福井駅に到着。歓楽街のど真ん中にあるサウナで汗を流したあと、近くのネットカフェ(自遊空間)へ。6時間のナイトパックが安かったのでこれを利用し朝まで過ごすことにした。しかし、のび太ばりにどこでも寝られることが得意としていたはずなのに、あまりの窮屈さになかなか寝付けなかった。やはり交通費と宿代の両方をケチったのは失敗だった。