vsJ太郎

最近になってJ太郎が私の得意技である「横抱き寝かしつけ」を嫌がるようになってきた。私なりにこのやり方には手応えを感じていたのだが、相手は急速に成長を遂げているだけに、いつまでもひとつの技術だけでは通用しないということか。

そこで次の技を習得すべく育児本を調べたところ、どうやらこの時期の子供には「添い寝」が効果的であることがわかった。さっそく実践してみたが、これがなかなか上手くいかない。抱っこしての寝かしつけだと比較的短時間で寝てくれたのだが、添い寝の場合は永遠に眠りにつくことはないのではと思ってしまうほど、いつまでもいつまでもグズり続けていた。

途中何度か「お!そろそろ寝るのか」と思えた瞬間もあったのだが、その度にあと一歩というところで目を覚まして泣き出してしまう。何度ダウンを奪っても立ち上がってくるゾンビみたいな相手と戦っているようなものだ。

5ラウンドもあれば勝てるとタカをくくっていただけにこの展開には動揺したが、思い直して「時間無制限で戦ってやる」と腹をくくった直後、ホーストのハイキックをくらったモーリススミスのようにJ太郎は静かに眠りに落ちていった。

本日の結論 「寝かしつけは根性だ」