No!

帰宅後、J太郎を寝かしつけてから食事をしていたところ、玄関のチャイムが鳴った。こんな時間に誰だろうと思ってインターホンで対応したらNHKの受信料の取立人だった。

そういえば今の住まいに引っ越してから一度も受信料の集金に来ていないのではないだろうか。それなのに今回請求されたのは2・3月分だけだった。

まあそれはどうでもいいとして、じつは私は一人暮らしを始めてから一度もNHKの受信料を支払ったことがない。なぜなら契約もしていないのに、いきなり受信料を徴収する今の制度はどう考えてもおかしいと思うからだ。こちらの意思に関わらず一方的に番組を送りつけておいて、「はい金払え」では道理に合わないと思う。

また人の無知と善意につけ込んだ集金の方法も腹立たしい。私のようにはっきりと理由を述べて支払いを拒否している者には何も言わずに引き下がり、相方やお年寄りには「法律で決まっている」「払わないと訴えられますよ」みたいな文句で脅しをかけてその場で受信契約を結ばせようとする。これでは巷の悪徳訪問販売業者と同じではないか。

私はNHKに対して求めるのはただひとつ。地上波デジタルに移行した暁には、正々堂々と有料化(スクランブル化)して欲しい。なんだかんだ言ってもNHKには民放にはない魅力的な番組が多くあるのだ。今後有料化されてその時点で番組の内容が受信料に見合ったものであると判断すれば、快く視聴料を支払うつもりだ。

NHK側としては公共放送の性質上、視聴契約している人しか見られないスクランブル化の導入は考えていないそうだが、そんなものいくらでもやりようはあるはず。例えばニュースや教育番組のような公共性の高いプログラムはノンスクランブルで放送し、ドラマやバラエティ番組、MLBの中継のような嗜好性の高いプログラムをスクランブルで放送したらいいのではないか。