亀田戦に関して

J太郎を寝かしつけ食事を済ませてからビデオ録画で亀田−ランダエタ戦を観戦。

番組開始はから1時間20分ほど経過してからの試合開始。この番組構成に対して世間では非難轟々だったようだが、ラウンドのインターバルが1分しかないことを考えると、試合開始までにCMが集中的に投入されることは分かりきった話。録画で観戦して正解だった。

試合に関しては散々語りつくされているのでいまさら書くことはないが、判定結果が出る前から亀田勝利は十分あり得ると考えていた。そもそもプロ興行の世界、とくに本人以外は試合に関与できないボクシングにおいては、ジャッジに関して主催者の意向が反映されるのは常識である。そもそもジャッジの人選が主催者側に任せられているのだから、ああいう判定になるのもそうおかしい話ではない。

それでも試合後にあれだけ亀田が叩かれたのは、注目度の高さやヒール的なキャラクターだけが原因ではないだろう。私はそれは日本人のボクシングや格闘技に対する成熟した観戦態度にあると思う。あるいは公正さを尊重する日本人の気質か。亀田の戴冠劇をよしとしなかった一般視聴者の大多数の反応はプロ興行という物に関して無知だからこそ起こったものであるが、日本人として誇るべき態度であったとも言える。