最近見た映画 「母達の村」

一夫多妻制の国に脈々と受け継がれている女性の割礼をめぐり、割礼を拒否する女性と、なんとしてでも男系社会の伝統を維持しようとする男性側の争いを描いている。

日本ではこの手の理不尽な伝統はほとんど失われていると思う。それだけに女性の権利向上のひとつの過程を知る意味でも有意義な作品だった。

しかし、物心のついたばかりの少女が、刃渡り数センチの小型の携帯ナイフで麻酔もなしに割礼をうけるシーンは、演技とはいえ正視できなかった。

評価　★★★☆