今日買った本

近所の紀伊国屋書店で新書を2冊購入。1冊は掲示板にも書いた「植島啓司/頭が良いって何だろう」福岡市内の書店で探し回っても一冊も見つからなかったのに。まさに灯台もと暗しですね。

もう一冊が菊池聡先生の「超常現象の心理学」 菊地先生は京都大学教育学部認知心理学を専攻されている助教授。この本では超常現象のみならず、血液型による性格診断や占い師、霊媒師を滅多斬り。その欺瞞の見事に暴いてくれています。実はこの本、一度図書館で借りて読んでいたのですが、あまりの面白さに購入してしまいました。

ところでこの菊池先生はSFや漫画、アニメにも精通しているようで、この本の中でも端々にこの手のオタクネタがちりばめられています。参考文献で最初にあげられているが「銀河英雄伝説2-野望編」(笑)テレビで霊能力者と対決した章ではサブタイトルが「またつまらぬものを斬ってしまった」になってました。他にも「そ、それは理屈だ」「しかし正しいものの見方だ」(「機動戦士ガンダム?Vめぐりあい宇宙」のアムロとシャアの会話」だとか。いちいち笑わせてくれます。

内容自体は非常に真面目で良質な本です。値段もお安い(平凡社新書:660円)ですのでこの手のジャンルに興味のある方にはお勧めしたい1冊です。