無能な大相撲協会

相撲協会露鵬に対する対応にはただただ呆れるばかりだ。3日間の出場停止でお茶を濁そうとしているが、協会の発表を受けてメディアの大半が今回のあまりにも処罰に対して「軽すぎる」との見解を示している。前日にあれだけ大きく扱われたのだから当然だろう。

そもそも大相撲協会は自分たちに食いぶちである相撲興行にとって何が大切であるか分かっているのだろうか。そのひとつとして「イメージ」を大切にすることが挙げられる。大相撲人気の凋落がささやかれだして久しいが、それでもなお熱心に会場やテレビで毎日の取り組みを観戦しているのは誰か。観客席を見てもはっきりしているが、今やファンの大半は「老人」なのである。

若者なら今回の露鵬の暴力行為も闘争心の表れとして好意的に受け取ってくれるかもしれないが、道徳に対して厳しい老人が軽い処分でなっとくするはずない。ましてや露鵬は外国人力士である。取り組み前のパフォーマンスだけが取柄の日本人力士に声援を送り、偉大なるガチ横綱「朝昇龍」が勝つたびに落胆しているのだから、ファンが外国人力士にどのような印象をもっているか知らないはずはないと思うのだが。

このような現状を鑑みるに、今回の処分は軽かったと言わざるを得ない。「粗暴な外国人力士に対して毅然とした態度をとる日本大相撲協会」のイメージを植え付けるためにも、まずはアンチですら重過ぎると思える処分、たとえば無期限の出場停止にするべきだったのでは。

もちろん本当に無期限の出場停止にしてしまうと、露鵬が自暴自棄になってしまう(北尾みたいに廃業する)恐れがあるので、あらかじめ露鵬にはあくまで対外的な処分であることを伝えておく。今場所は残りすべて休場し、来場所前に記者会見を開き反省の意を示したうえで復帰する。女性が土俵に上がることをあれだけ頑なに拒むのなら、暴力行為に対しても最低限この程度の対応を見せて欲しかった。


<日記>
月末のゴルフコンペに備えて練習場に行くも打席が満席で練習できず。仕方が無いので目と鼻の先にあるバッティングセンターで2打席ほど打つ。何ら関係性がないようにも思えるが、ジャンボ尾崎を筆頭に野球出身で活躍している選手は多いので、少しは練習になったかもしれない。