ちなみに久留米出身で父親は泌尿器科の開業医

相方と友人がお互いの子供をつれてくるるんへ遊びに行ってしまったので、その間市立図書館へ行き何冊か本を借りた。まだほんのさわり程度しか読んでいないが、宮崎哲弥宮台真司の対談本「エイリアンズ」が抜群に面白い。難解な語句が多くて読むのに時間がかかってしかたないが、語っている内容はもっともなことばかり。宮崎は「たかじんのそこまで言って委員会」や「ニュースの真相」などでおなじみの今最も信頼できる論客だが、ここまで自分が日々感じていることを論理的に語ってくれるとは。アメリカ流の正義に全く疑問を感じることなくイラク戦争を開戦当初に(今でもこの戦争を正当化しようとする人はいないと思うが)支持した人、イラク兵士に拘束されたボランティアの3人をバッシングした世界では少数派で日本においては多数派の方々にぜひ読んでいただきたい。

トリビア的に面白かったのは、サンフランシスコ講和条約からGHQの統治が終わるまでは中学の国語は「言語」と「文学」のふたつに分かれていたらしい。で、その「言語」の検定教科書が面白くて、ラジオ素材にニュースを聞かせ「アナウンサーは自分の考えを言っているか」「原稿は誰が書いているのか」「その人の局内のポジションは?」「その立場で書きやすいことと書きにくいことは何か」などを議論させ、さらに「それが書きにくくなると世の中にどのような影響を与えるのか」と畳み掛けるそうだ。う〜ん素晴らしい。