知人に聞かれたのでやっぱり書きます

日記を読んだ知人に「あれだけ褒めて満点じゃないのは何故だ」と聞かれたので数ある理由のうちひとつだけ書くことにします。まあこれは作品の悪口にはならないと思いますので。

昨日感想を書いたロッキー・ザ・ファイナルの試合シーンがいまいちだった件に関して。試合内容が予定調和だったからという理由ではない。圧倒的な実力差を王者のアクシデントによってイーブンにしたアイデアは悪くないと思う。では何故だったのか。それは、私は映画を見ているうちにロッキーだけではなく王者のディクソンにも感情移入してしまったからだ。

完全無欠の王者。強すぎるがゆえに一方的な試合が続き、観客にあきられつつある王者。人気は下降線をたどる一方で、挙句の果てにイロモノとしか見られない(と思われていた)のロッキー戦を強要されることになるわけだが、あえてそれを受け入れなければならないディクソンのじくじくたる思いを考えてみて欲しい!

強くてなにが悪い!プロとはいえ真剣勝負である限り全力を尽くして戦うことが観客そして対戦相手に対する礼儀だろう?これまでパウロフィリョやヒカルドアローナ、そしてセームシュルトといった同タイプの選手に声援を送り続けてきた俺はそんな彼の苦境を見て応援せずにはいられなかった。偉大な王者に対して無礼な口を利くプロモーター連中には「全員ひどい目にあえ!」とすら思ったよ。

最初は躊躇していたロッキーも結局のところ奴らの尻馬に乗ったと言えなくもないわけで、最後まで100%ロッキーを応援する気持ちにはなれなかった。試合が始まる時点では「どちらも頑張れ」ぐらいの気持ちだったね。どんな競技であれ対戦するどちらかの選手を応援してこそ楽しめるという所はあるでしょう?そういう意味で過去のシリーズとは異なり、純粋にロッキーサイドに立って試合を見られなかった。そこに不満が残るのです。

■日記
昨日、約2メートルの高さから飛び降りたときに急激に腰に痛みを感じたので得意先の整形外科で診察を受けた。レントゲンを取った上ででた診断は「ヘルニア」だった。俺ぐらいの歳になると3割くらいはヘルニアを患っているそうだ。もちろん多くの人は自覚症状がないのだが、今回のように急に圧力がかかったときに痛みや坐骨神経痛によるしびれを訴えるケースが多いようだ。今はほとんど痛みはなくなったが、症状が出た瞬間は一生この痛みが続くのだろうかと思いぞっとした。職業柄、体をほとんど動かすことがない以上、日頃のトレーニングが必要だろう。とりあえず腹筋と柔軟だけでも毎日欠かさずやることにしよう。

■食事
朝:鯖の塩焼、大根のみそ汁
昼:「でんがら村」でナスのおひたし、おからコロッケ
夜:トックの炒め物