グローバリズムなんて糞食らえ

今住んでいる久留米市にもやっとシネコンが出来たので、相方を連れ立って「君に読む物語」を観に行った。

このシネコンは1階がアミューズメント施設で2階が映画館になっているが、この施設に入っいるテナントが普段から見慣れた有名チェーン店ばかりで実につまらん。

ゲーセンは楽市楽座だし、飲食店はマクドドトールびっくりドンキーだ。当然この手の店舗で働いているのはほとんどがバイトで、正社員といえば本社から来た人間のみ。結局地域の雇用拡大には貢献することなく、本社が利益を独占するだけなのだ。

もちろんスクリーンの数が多いシネコンは映画好きにとっては魅力的だし、本だって品揃えの多い紀伊国屋のほうが利便性は高い。

しかし一方で地元の映画館は閉館し、個人経営の書店や飲食店もどんどん潰れていっているわけだ。

あくまで感覚的な物言いではあるが、便利さを追求するあまり多様性が失われている今の状況はやはりおかしいのではないだろうか。