今日見た映画 「時をかける少女」
面白かった。タイムトラベルものにしては破綻がないし、青春映画に不可欠な登場人物の成長がきちんと描けている。分かりやすくて、笑えて、しんみりとさせられて、ほろっと泣かされる。思うに、見るものをいらいらさせるような矛盾点のない完成度の高い脚本で、まっとうなメッセージがこめられた映画のいかに少ないことか。
願わくば私のような人生の折り返し地点を迎えようとしているおっさんではなく、可能性に溢れた中高生に見ていただきたいものである。
アニメーションと侮るなかれ。
少なくとも私が見た邦画の中では最も優れた脚本です。
※筒井康隆の原作(原田知世主演の映画や何度かドラマ化されたもの)とは異なるストーリーです。
評価 ★★★★★(5点/5点満点)