最強馬候補はこれだ
競馬ファンの間で必ず一度は話題になる「最強馬」
先日仲間内の飲み会でもこの話題になり、そのときは「シンボリクリスエスだろう」という結論で落ち着きました。俺はエルコンドルパサーをプッシュしたのですが、客観的に判断するとクリスエスの2年連続年度代表馬という実績は評価せざるをえません。
もちろん実績面で引けを取らない馬は他にもいますし、記録に残らない強さというものもあるでしょうから、この話題に関しては万人が納得する答えは得られないと思います。
それはさておき、最近私が最強馬の資格ありと見ている存在が1頭います。
彼を初めて見たのは今年のドバイワールドカップデーでした。あの強い強いフラムドパシオンを、そしてウルグアイ3冠馬にしてアメリカ競馬の頂点「BCクラシック」の優勝馬インヴァソールをまったく問題にせず、2着に6馬身の大差をつけ圧勝したあの馬。
そう、ディスクリートキャット(米、3歳牡)です。
とにかくUAEダービーでのあのパフォーマンスにはぶったまげました。日本的な浪花節ではなく、競馬のレースで真の強さに感動したのはこれが初めてかもしれません。日本の競馬ファンがハーツクライの逃亡劇に狂喜乱舞している中、私はアメリカの当時無名の3歳馬の底知れぬ強さに痺れていました。
衝撃のUAEダービーのあとは3冠路線をパスして休養に入り、復帰戦のアロウワンスレースを11馬身差で飾ったことはすでに日記にも書いた通り。その後G2のジェロムハンデをこれまた10馬身で圧勝し、その勢いで先月シガーマイルHを勝ってついにG1初制覇となりました。
次の目標は当然ドバイワールドカップでしょう。そして無敗でドバイワールドカップを制したときこそ、万人が認める最強馬となるかもしれません。