今日見た映画 「グエムル〜漢江の怪物」

otemoto2007-02-06

以前の日記に「韓流映画に良作なし」なんてことを書いた記憶があります(反対語=金子作品に外れなし)。これは一般的に評価の高い作品を見た上での私の感想だったのですが、グエムルを見て恥ずかしながら前言を撤回したくなりました。それほどこのグエムルはド豪(えら)い映画です。今回はレンタルで見たのですが、あまりの面白さに即3枚組のコレクターズエディションを購入してしまいました。

良いところを挙げればきりがありませんが、まずは怪物のリアルさ、でしょうか。白昼に観光客を踊食いする冒頭のシークエンスは圧巻の一言。もちろん生物学的にはあり得ないのでしょうが、それほど巨大ではないサイズに設定したことによって現実感を出すことに成功していると思います。

またこの怪物と戦うのが市井のさえない一家というのもいいですね。貧乏だけど娘のためなら命を張れる。いいですね〜。冒頭で怪物に襲われたときも普通に反撃しているし(笑)この他にも家族が実にあっさりと殺されたり、捕らわれのヒロインの末路などこれまでの怪獣映画のセオリーをあえて無視している点が素晴らしいですよ。

日本の怪獣映画ファンが「パクられて追い抜かれた」と嘆いたそうですが、まさに言い得て妙。子供向けしか作られない日本では脚本も映像も同じクオリティは期待できません。

ペ・ドゥナちゃんも相変わらず可愛いので彼女のファンの方にもぜひ。

評価 ★★★★☆(4.5/5点)

■日記
夜は上司と飲み。どちらかというと苦手なタイプなのですが、最近始めたゴルフの話題で盛り上がり意外な長期戦に。この日はK-1MAXがありましたが、裏の「東京タワー」を録画していたので録画観戦すらできなかったのは残念。