指数と人気

最近は予想ファクターにおけるスピード指数の普及が進み、以前と比べオッズへの影響が大きくなってきている印象があります。確認をとったわけではありませんが、専門紙でも何らかのタイム理論を参考にしている予想家(トラックマン)は多いのではないでしょうか。

おかげで最近では指数的に堅そうであっても過剰に票が投じられてしまい、そのため期待値が著しく低くなり、結果として見送らざるを得ないレースが多くあります。

そんな中、明日の中山メイン「ニュージランドT」は指数派にとってはなかなか面白そうなレースになっています。専門紙の評価はスズカコーズウェイマイネルレーニに集まっているようですが、指数的にはこの2頭よりも高い評価の馬が何頭かおり、連勝馬券でもかなりの高配当が見込めそうです。

もう一方の重賞、阪神牝馬ステークスは逆に指数と人気がほぼ連動しており、まったくおいしくありません。ディアデラで堅いのは間違いありませんが、こういうレースの馬券を取っても長い目で見た場合、回収率を下げる要因になるだけなので見送るのが一番でしょう。